今日は大地の卒業式
コロナだから親の出席は無しだけど(OKだったとしても行かなかったと思うけど💦)
この4年間、色々あったな~
入学した時は、自分自身の中で「卒業することを期待しない!」と決めていた。だって4年間なんて長すぎる!けれど、家で一人でいるよりも何かしらの社会とのゆるい関りがあった方がいいかもしれないし、大学が居場所のひとつになったらって思っていた。そして、もう少しだけ脳を休める時間も必要って。
発症から3年経ち、ずっと家にいて寝て過ごしていた20歳の大地から「大学行こうかな」の言葉。元々発症前は大学に行くつもりだったことを考えたら、自然な事なんだなって思った。
大地が病気になり、以前は大学で学びたい事があるかとか、取りたい資格があるか?とか考えて進学先を決めた方がいいと思っていたけれど、新しい友だちができたらいいなとか、家以外の居場所のひとつになったらいいな、とか。そんな理由での大学だった。
入学したばかりの頃は、サークルにいくつも入り、一人暮らしも始めてバイトもガンガンやって、友だちとも飲みに行ったり(21歳でした)。女の子が大地のアパートへ遊びに来てるらしいことあったし。主治医とも「そりゃ~再発もするね(笑)」と話したけれど。
再発した時は、あー大学やめるようだな~って、そう思った。大地に「大学やめる?」と聞いたら、やめないっていうから。まあ、やれるところまでやってみるかと。
大学へ行き担当の先生と話し大学の保健室の先生とも話し、授業と授業の合間には保健室で休ませてもらえるようにお願いし、統合失調症がどんな病気でどんな対応が必要か話した。再発後しばらくは、大学での様子を先生に電話で何度か伺った。
再発した2年次は、その年の必須科目だけは受講し、またまた家でほぼ寝て過ごしていたように思う。3年生になりゼミが決まり、その先生とも何度か電話でやりとりをした。「大学を4年間で卒業させたいとお考えですか?」と聞かれたこともある。そのくらい単位がギリギリだった。
けれど3年生で大地はがんばった。ほぼ毎日大学へ行き授業を受けた。(前半はコロナで自宅でのオンライン授業が多かったのも良かったのかもしれない。)
幻聴が悪化して笑いながら近所を歩いてることもあったし、公園でタバコ吸いながら誰か(見えない人)と話していることもあった。バイトを再開したら症状が悪化して。それをきっかけに障がい者雇用や障がい者手帳を考えるようになった。そして4年生ではほぼ毎日卒論と向き合う日々。
は~、ホント、色んなことがあったな~
ホントに、卒業できたんだな~
コメント
ご子息様、大学ご卒業おめでとうございます。この病気があって途中で辞めざるを得ない方が多いと聞きますが、頑張られたのですね。
単位を取った、卒論を仕上げた、サークルも…、大学で経験したことが自信につながるといいですね。再発しても、主治医に家族に支えられてなんとかなった、だから大丈夫!と。今からもいろんなことにチャレンジしていけるといいですよね。
TTきょうだいさま
ありがとうございます。ホントに卒業できたんだな~って、なんだかまだ信じられない気持ちです。
色々あったけれど、すべてが経験。
普通の一般的な道のりでは無いけれど、そもそも普通って?一般的ってそんなに良いものなのか?色々と考えさせられる4年間でした。
自立へ向けてまだまだかかりそうですが、チャレンジは何歳からでもできますよね。
息子も、私も。
コメントありがとうございました。
はじめまして。
19歳の息子が精神疾患になり、悩みながら毎日を送っている
中で森の民さまのブログに辿り着きました。
息子様、無事に大学卒業されたのですね。ブログ読みながら
どうなったのかな〜と気になっていました。
我が子は高専を退学して今年定時制の高校を受験しました。
受験直前になり急に症状悪化してきて受験も出来ない
かもしれない状態になってました。ストレスだったんだしょうね。
薬を調整してもらい、何とか受験は出来ましたが、これから
3年間を無事に過ごせるのか、卒業までできるのか不安に
思ってます。
森の民さまのブログ読んで少し元気がでました。
これからも応援してますね。
こんどうさま
息子さん、高校リスタートされたんですね。おめでとうございます。
卒業することを期待すると自分自身が傷つくかもと思い、私の目標は家以外の居場所、ゆるく社会とつながることを目標にしました。
受験直前は症状悪化したんですね。症状が悪化しているという事は、息子さんがその事柄を受け止め向き合おうとしているんでしょうね。
家族会には通信で学校へ行っていたり高卒認定を取ったりしている人たちもいるようです。何かあっても「なんとかなる!」
こんどうさんご自身が、日々何かしら気持ちの明るくなる事を見つけて笑顔で過ごせるようになるといいですね。
ちょっぴりでも元気が出てくださり良かったです~♫