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海の帰省2

5.統失息子の母のつぶやき

末っ子の海は、大地が病気になり色んなことを深く深く考えるようになったらしい。元々の性質もあるのだろうけど、哲学者みたい。

芸術系の道へ進み、大学卒業後、在学中に立ち上げたNPOをやりつつ企業等への就職はしていない。経済的には豊かでは無いけど心が豊かだと言う。

いつも何かと闘ってる海は、政治にも詳しい。

なので、それぞれの党が何を言ってるのかを、とても分かりやすく教えてくれる。さらに深く、日本全体の事を考えて多少の政策の違いはあれど、今入れた方が良い一票の必要な党とか。

選挙活動をボランティアでしている人たちに声がけをする大切さとか。色々話し出すとキリがないけど。もちろん、ここに入れて!と言った言葉はない。決めるのは私。

のほほんと楽しく暮らしていきたい私の、普段使わない部分の脳を使ってる感じ。

そんな海は、せっかく帰省しても友だちの所へ行ったり知人に会いに行ったりと、毎日忙しくて食事もほとんど一緒に食べられず。

昨日から泊まりで友だちの家に行く予定だった海が、母さん寂しそうだったから行くのは明日にしたと(笑)

今朝は早く起きてきて出勤前の私と一緒に朝ごはん。

友だちんちに行くけど、土曜の深夜にはまた来るからね!と。ふわふわした約束だけした。

若い頃は、子どもたちは世界のどこかでそれぞれ幸せに暮らしていてくれたらいいと思ってたし、今もそう思ってるけど。

すぐに会えない距離なのはやっぱり寂しいものだよね。歳を重ねていくと、そういう気持ちになるんだなー。20歳の自分には考えられなかったと思う。

子どもが生まれて育てたからこそ、孤独を知ることになるのかもしれないけど、子育てして本当に良かったと思う。大きくなるまでにたくさんの幸せをもらえた。

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