主治医「お薬増やしてどう?」
大地「あんま変わらないです。でも、薬を増やしてからの方がぼ~っとしちゃう時間が多くなってる気がします。」
主治医「そのぼ~っとしてるって言うのは、なにか声が聞こえるからぼ~っとしちゃうの?」
大地「はい。」
主治医「どうですか、おかあさんから見て」
私「そういえば、話しかけてもすぐに返事が返ってこなかったり、ぼ~っとしている事はある気がします。」
主治医「そうすると、幻聴の方は相変わらずなんだね。なんか嫌な事は言ってこないの?」
大地「いや、なんか薬を増やしてからの方が嫌な声が聞こえるんですよね」
主治医「そう。なんか怖い事とか言ってくることがあるんだね。そういう時は、声に出して話したりしちゃうの?」
大地「いえ、頭の中です。でも、なんか薬が増えてからの方が合わない気がします。」
主治医「そうだね。お薬を増やすとどうしても薬の受容体って部分がね。その量のお薬に合うようになっちゃうから、安定して同じ量の方がいいんだよね。どう?そのためには注射っていうのもあるんだけど。これは月に1回で非常に薬の量が安定するんだよね。毎日薬をのまなくちゃって気にしなくてもいいしね。」
大地、少し考えて、「注射って筋肉注射ですよね。どこにするんですか?」
主治医「お尻なんだけど、嫌なら腕でもいいんだよ」
大地、再び考えて、「今はまだやめておきます」
おしい!!先生あと一息だった気がする!(と心の中で思ったけれど)
主治医「そうか~。じゃまたお薬同じように出しておくから、調節してみてね」
私「あの、先生、インヴェガの量を変更したらどのくらいで効果がわかりますか?」
すると主治医は「10日。変更してあれおかしいなとか、ちょっと安定しないなと思ったとしても、頑張って10日は飲んでみてね」
私「なるほど。とすると、もしかしたら幻聴の内容が変わったのも、薬を増やしたからではなくて、その前の減っていた時の薬の量が関係している可能性もあるんでしょうか」
主治医「その可能性ももちろんありますね」
私と大地はいつものようにお礼を言って診察室を出た。
大地の幻聴は、今まで割とやりとりが楽しくなる声だったけれど、この所怖い映像(?)のようなものを見せられるんだとか。その話を主治医に言わなかったな~、と帰宅途中の車の中で思い出す。
さて、前回のブログに書いた通り、大地はちょこまかと薬の増減はしておらず、10日以上は同じ量で内服してから変更していた。『怖い映像・怖い声』があったのがいつ頃かイマイチわからないのだけれど、たぶん12月になってからのような気がする。9mgで6週間も内服したのを12月になって12mgに増やして、それから幻聴の性質が変わったとしたら、やっぱり増量が原因なのかな???
今回の診察日から、再び医師の許可の元で9mgへの減量を行うことにしたから、今度はどんな風に変わるかなあ?
大地には、症状についてはあんまり聞かないようにしている。(前は結構気にして様子を伺っていたけれど)だから幻聴の内容、どうやったらわかるかなあ~。
とりあえず、「もしさ、また嫌な幻聴が聞こえたり、嫌な映像見せられたりとかしたら教えてね。」と、大地に言うかなあ~(と思いつつ、あれから3~4日経つけどまだ言えていない💦)
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