子どもが統合失調症やうつ病などの精神疾患になってしまった母の日々のブログです

うちの子統合失調症なんだよね

発症したばかりの頃に、精神科と書かれたクリニックのドアの前に立つだけでドキドキし、誰かに会わないかとビクビクしてたのに。

「うちの子統合失調症なんだよね」と、人に話し始めてから、どんどん自分の心が軽くなっていく。

話すと、その瞬間の周りの人の反応はそれぞれ違うけど、離れていく人はいない。

もしかしたらどこかでヒソヒソ話されてる?かと思うこともあるけど、自分の耳に入ってこないから気にならない。

話すことで、今のありのままの息子を肯定しているって気がする。

「自分は中々そのようになれない」というメールを頂くこともある。その気持ち、わかるー。私もそうだった。じゃ、なんで話せるようになったのか?

①まず、病気の事を生物学的に理解するのが大切だなあと思う。癌とか糖尿病とか心臓病のメカニズムとかを考えるのと同じように、脳のメカニズムを学んでみる。統合失調症の原因は解明されていないけれど、研究はどんどん進んでいて、脳機能や脳の細胞レベルでの病変についての報告もあり、統合失調症候群の中のどれかが当てはまっているなあってものが見つかるかもしれない。うちの場合は、妊娠中のインフルエンザ感染とかつわりがひどくて栄養の偏りがあったこととか?息子が12歳でインフルエンザに罹った時に、脳炎になりかけた(?)妄想、幻視が見えた。この辺りが脳の病変に影響があったのかな?とか思ったりする。もちろん真偽はわからない。でも、何かしらの生物学的な影響があったことだけは確か。

こんな風に、「癌とかと同じ、脳という身体の一部の病気」だという事をしっかり頭にインプットする。

②次に、環境要因。だれもが同じ条件で発症するわけではないのだけれど、子どもが発症すると「自分の育て方が悪かったのではないか」と考えてしまう。ところが、家族会でたくさんのご家族のエピソードを聞いていて思うのは、「共通点がみつからない!!!」という事。

生物学的な共通点はみつかっているのに、育て方の共通点は見つからない。ましてや、発症した当事者の心が弱いだの根性だの忍耐がどうだの、そんな共通点はまったくない。

育て方と本人の性格は関係ない。もしも発症した人とそうでない人の共通点をどうしてもひとつあげるとしたら、当事者の人たちは純粋で優しいということ。思いやりがあるために、人を傷つけないために、自分の中で吐き出すべきことを発信せずに、ストレスをためてしまうのかなあ?もちろんこれも真偽はわからない。私が接した当事者さんたちがたまたまみんなそういう側面があるのかもしれない。

そう!育て方は、何かしらの発症に影響はあるかもしれないけど、その環境が無かったとしても、発症するときはする。

なぜ精神疾患の発症が10代で多いのか???これは、急激なホルモンバランスが影響していることだけは確か。つまり生物学的な話。そして育て方は関係ない。高齢で発症する人も少しいるけど、ホルモンバランスは40代50代あたりでも大きく変化する。あと、大きなストレスや環境の変化も脳機能に負荷を与えるから発症しやすくなる因子かもしれない。

これを、自分の中でしっかりと理解する事。これで自分の中での偏見は無くなる。偏見が無くなると、それだけで発症した子どもを受け入れられる。むしろ、闘病中なんだから応援したくなる。

③そして「うちの子統合失調症です」と話せるようになるためには、最後に、「社会での偏見が怖くて話せない!」というのが残る。 いくら自分の偏見が無くなっても、かつて偏見があったから他の人たちも同じように精神疾患に対して偏見がある!!って思っちゃうしね。この高いハードルを乗り越えるには、「周りがどう思おうと、関係ない!」という強い意志が必要になるのかもなあって思う。                                

子どもが統合失調症になったら、受け入れるところから始まり対応方法を学びリカバリーのために対策を練り必死で、自分のメンタルは後回しにしがちだけれど、ゆるゆると、それぞれのペースで受け入れて、家族も当事者も、その人がその人らしくいられると良いなあと思う。

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