「食べる」「排泄する」「寝る」
これらは自分で決めないといけない。
食べ方、食べるスピード、食べるタイミング、食べるものなどなど、
これらを怒られたり強制されたりすると、食べることがつまらなくなる。
排泄も、行きたいときに行く。失敗を怒られると排泄するのが不安になる。
寝るときは、安心して心地よく眠りにつく。寝る時間やタイミングも自分で決める。
生きていくうえで、これらが満たされていないと、次に進めない。
子どもであれば、無理強いするのではなく、
楽しく食べて、気持ちよく排泄できて、安心して心地よく眠ること。
そうなるように、周りがリズムを整えてあげないといけないのだけれど、それは言葉で
「好き嫌いしないで食べなさい!」「早く寝なさい!」「あ~~~!もらしちゃったの!?」などではなくて、
食べてほしければ、周りが楽し気に美味しく食べる様子を見せたり、その子の食べるペースで食べさせてあげる。
昼間からだを動かして、自分のペースで楽しく遊べたら眠くなるだろうし、
おしっこ漏らしたら、怒らずに「ああ、気持ち悪かったね。着替えてすっきりしようね♪」と言ってあげたら安心する。
そうしているうちに、自然と身につく。
こんなこと偉そうに言う私の子どもがなんで統合失調症になったかって?
子育て中は、このようにしていなかった。
「ちゃんと残さず食べなさい!」「早く寝なさい!!」と言っていた。
排泄に関してだけは、結構やさしく接していたせいか、今、どの子も問題を抱えていないけれど、
食べることに一番口うるさくしていた長女は、今でも好き嫌いが多い。
子どもたちは、深夜に帰宅した父親に起こされたこともあり、安心して眠れてはいない環境だった。
統合失調症を発症しちゃったし、うつ病だの社会不安障害だの、もう遅い?
子育てに遅いことは無い。
タイミングよく赤ちゃんの時にやれていれば時間はかからなかったかと思う。けれど、時間をかけて、その時の労力の何倍かをかければ、決して遅いことはないのだと。。。
この三つを心地よくできるように考えようと思う。
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