先日、あるテレビ番組で引きこもりの50代の人の事を伝えていた。
40代50代の引きこもりが増えているという。
それを更生させる施設があり、そこがクローズアップされていた。
なぜ、働かないのか?の問いに、その引きこもりの人は、子どもの頃、父親から言葉による虐待を受けたと話した。
おそらく、それは事実だったと思う。
しかし。。。
問題は、それに対するコメンテーターの言葉
言い訳だ!
いい大人が何を言っているんだ!
情けない!
唯一、まともな事を話そうとしたコメンテーターがいた。「引きこもりがなぜ起きたのか、なんでもかんでも引きこもりが悪いというのではなく…」と言ったような内容を話したところで、ブチッとその人のコメントは切られた。
唖然。。。
なんだ?このテレビ!???
初めから、引きこもりになった人を悪者扱い。
年金生活で、息子が働かなくて困っているという母親が被害者で、働かない息子が加害者の扱い。
私だって、働かないのが良いことだなんて、思ってない。50歳にもなって、年金生活者の親に養ってもらうのってどうかと思う。けれど、おそらくこの人は、50歳ではない。ひきこもり始めた30年前から、心は育っていない。だって、社会と関わることなく引きこもってたんだから。
そしたら、20代の人が、働けないわけを考えてみようよ。その育ちや環境の中に、何かあった可能性も高いでしょ?
なのに明らかにこのメディアは、初めからストーリーが出来上がっている。どうコメントすれば視聴者が喜ぶか。。。
日本人は、正義が悪を裁くような話が好きだから。初めから、引きこもりの中年男性が悪者。
テレビを見る時も新聞を読む時も、
これは本当かな???と、絶えず疑問に思わないといけない。
そうしないと、いつの間にか、メディアのこうしたいという方向性に乗せられてしまう。
私たち一人一人が、特にワイドショーや情報番組を見る時には、その方向性やコメンテーターの言う事が正しいのかを、よくよく考えないといけないなと思った。
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