前回、何が正解かを考えて、結局なんでも正解♪としたけれど、じゃ、不正解はないのか??って考えてみた。
やってはいけないこと。
う〜ん……
不正解とガッツリ言えるかはわからないけれど、勝手に薬をやめたり減薬したりすることは、
できない。
例えば、薬には効果が現れるのに必要な時間というものがあって、”半減期”などという数値的な結果で予測したりする。
エビリファイなら3.6時間でピークに達し、61時間で半分の量になる。半減期は61時間ということになる。
このため、一日は24時間だから、エビリファイは1日1回の服用でOKということになる。これって、効果が61時間続くというわけではない。薬の血中濃度は、飲み続けていくことで安定し、それには半減期の4~5倍の時間はかかると言われている。だとしたら、246-305時間(10日~12日くらい)で、血中濃度が安定することになる。
安定するまでは、効果も不安定。61時間経ったのに効果が出ない!とか、慌ててはいけない。
また、減薬や断薬をしたとして、血液中から完全に薬が消えてなくなるのには、同様に時間がかかる。半分になるのに61時間だから、倍の122時間ですべて消えてなくなるというわけではないのだ。もっともっと、長い時間がかかる。
また、61時間飲まなかったけど、再発しなかった!平気!!と思ってはいけない。
さらに、ここには個別差(個体差)というものもある。もっと短い人もいるだろうし長い人もいる。
薬によって半減期も効果が安定する時間も日数も違う。
脳は繊細で、微量の物質で大きく影響するのだから、この薬が効いた!これは効かなかった!!と、勝手に変薬したり断薬したりは、良くないかと思う。
この辺が、医師の臨床力が問われるところで、「この薬ではないな」「少し足りないかな」などなど、不思議と分かる医師はいる。(もちろん、とんちんかんな医師もいる)
普通の、ある程度経験を積んだ医師は、私よりも絶対的に大地への薬の感覚は優れている(と思いたい。息子という症例のひとりしか知らない私より、出来ていて当然。出来なければ精神科の看板を下ろしてほしい。)
というわけで、不正解とまで断定するわけではないけれど、減薬断薬は勝手に行わず、医師に相談してからの方が良いかと思う。
私に出来ることは、医師が正しく大地の薬の処方を判断するために、できるだけ客観的に大地の様子を伝える事かなと思う。
コメント
こんばんは。そうですね。減薬、増薬は、ドクターの指示に従うことが必要ですね。断薬は、しては、いけません。当事者の親の中には、本人に対して、精神的虐待と経済的虐待をしているケースが多い感じがします。人間のクズのように言動する。こずかいを与えないか、与えても微々たる金額である。どうして、普通に接しないのか理解が出来ないですよ。当事者の親が根拠のない偏見で差別する。私には、信じれないケースです。
ピアスさん、
家族にも色んな人がいますね。
私もそういった話を聞くと悲しくなります。
家族会に来ている人たちは、みな、当事者である家族の事を思って来るのでしょう。
家族会に来ない家族に、問題があるのかもしれません。
統合失調症は、脳機能の病気です。
胃腸や心臓など、他の臓器と何ら変わらない、体の中の一部が病気になっただけなのに、
もっとも辛い思いをしている当事者を支えていこうという姿勢がないのは驚きです。
統合失調症を、もっと有名な病気(100人に1人なるからメジャーなんですが)にして、広く一般の人たちにも理解してもらえるといいですね。