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発達障害と精神疾患

3.うつ病と発達障害との日々
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うつ病次男は、先日発達障害であることも確定した。

大学で発達障害について学ぶことがあり、「あれ?オレもそじゃね?」と思ったのが発端。ネットで簡単診断など自分でやってみてあまりにも当てはまるため、うつ病で受診している医師に相談してみたらしい。で、その結果「ADHD(注意欠陥・多動性障害)」と診断され、「こんな状態で今までよく頑張ってきたね」と言われたとか。

私の中では、次男は育てるのがとても楽な子だったから「えーーー!!」と言う感じ。

空がADHDなら大地も絶対そうじゃん!と思う。

次男の空は四人兄弟の3番目。次男の友だちのママ友らからは、やんちゃな男の子と思われていたらしいが、それ以上に活動的で多動な長男大地がいたため、私はぜんぜん気にならなかった。むしろ大人しくて優しくて、自分のやりたい事を我慢しているんじゃないかなと思っていた。

多動?と思ったことはなかったけれど、ぼんやりしていて注意力がないなとか、忘れっぽいなとか(家にランドセル忘れて学校行ったり帰りにランドセル忘れて帰ってきたりのような)そういうことは確かにあった。

呑気な私は、ちょっとやそっとの事は「個性じゃね?」と思ってたから、特に何もせず、普通に忘れっぽい事や片付けが苦手なことなど叱っていた。

空が漢字を覚えられないことも「苦手なんだね」くらいに思っていたけれど、先日、「オレさぁ、発達障害の薬飲み始めてから漢字覚えられるようになったわ~」とか言い出した。漢字がちゃんとまとまって見えるのだという。若干多動ではあるもののおそらくADHDでは無い私には『漢字がまとまって見える』と言われてもピンと来ないのだけどね。

空は「かあさん!個性で済ませちゃダメだよ。発達ってわかってたら、オレ悩まなくて良かったんだからね」と言う。

ごめんよ~

空は授業中ソワソワしていてよく怒られたのだという。椅子の上にあぐらをかくと少し気持ちが落ち着いたらしくそのように座っていたら、きちんと座れと先生に怒られたらしい。けれど今は、発達障害児はあぐらをかいて座ることで落ち着くというデータも出ているとかで、「オレが無意識にあぐらかいちゃったのは意味があったんだ。先生に怒られたのはオレが悪いんじゃなくて発達だったから仕方なかったんだ」と、自分を肯定することに結び付けられたらしい。

怒られていると自己肯定感が下がるからね〜

私が次男を叱ることは兄弟の中で1番少なかったと思う(1番叱ってたのは大地) 。でも、褒めることも1番少なかったかもしれない(1番多かったのは大地)

次男は、小さな頃からちょっとぼんやりしている子で、不器用で慎重で大人しくて優しい子だったから、育てるのはエネルギーを必要としなかったけれど、かわいくて。

ただ自分中心に可愛がってれば良いというわけではないんだな~。ちゃんと子どもの気持ちに寄り添ってなかったな〜。

私の反省は多々あるけれど、そんなわけで、次男の空は、発達障害とうつ病の治療をしている。

小さな幸せ34
種をまいたよ

コメント

  1. あんぱん より:

    お母さんが気づかないで子育て期間を終えたと言うことは、発達障害といってもグレーゾーンなのでは?
    キツい発達障害の場合、子育てが難しく困り果てて、どこかに相談に行ってただろうし・・・

    • 森の民 より:

      あんぱんさん

      はい。私も息子から発達障害だと言われた時は「え!?」と思いましたよ。
      発達障害は育てにくさというものを感じる方が多いですから。けれど「この子随分ラクだなぁー」というパターンもあります。
      いずれにしても、本人が大変さ辛さがある事はポイントですし、検査して医師から診断がおり、本人が薬によりラクになっているのですからそうなのだと思います。
      文字の見え方、音の聞こえ方、視覚からの情報なども発達障害の場合は過敏であることがあります。
      もちろんそれも人それぞれです。

      私は次男の「だいぶいい」という言葉を信じるしかないですね。
      発達障害の、二次障害としてのうつ病や統合失調症もありますから油断出来ないなとは思います。