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心配の暴力

3.うつ病と発達障害との日々
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発達障害でうつ病の次男は、自宅から15キロほど離れた大学の近くで一人暮らししている。

最近は筋トレだと言ってちょくちょく走って帰ってくるようになった。(帰りは車で送っていく)

先日家に帰ってきた時、いつになく多弁だったので帰りの車の中で聞いてみた。「大丈夫?薬今はどんな感じになってるの?」すると、「うつ病の薬に発達の薬が追加されたからさ。前はちょっと人の気持ちとかに共感する力が無くなってきた感じだったけど、発達の薬飲んでからまた感覚が戻ってきた。」

それって、神経過敏になってるんじゃないの?ぼんやりするくらいでちょうどいいんじゃないの?「そうかもしれないけどさ、今まで出来てた事ができなくなるのって不安だよ。」

母さん的には過敏になるってことは脳が休めてない気がするんだけど、ちゃんと眠れてる?「いや、ちょっと最近寝れてないかなー」

え!?ちゃんと寝ないとダメじゃん。眠れないなら病院行ってその話ちゃんとするんだよ!

すると次男

「あのさぁ、かあさん、心配の暴力って知ってる?母さんが言ってることは『心配の暴力』だよ」

「かあさん、この後車運転して一人で帰るの?マジ心配なんだけど。一人で大丈夫?ちゃんと寝ないで運転していける?いゃー、おれマジ心配だわ。眠くなったらちゃんと車停めて少し休んでからにするとか、できる?…みたいに言われたらどう?」

めんどくさい、ウザイ

「こういうのは心配の暴力って言うんだよ。」

なるほどね~

こちらが勝手に心配することではあるけれど、相手には負担となりイライラやストレスになることもある。心配の暴力をふるわないように気をつけよ〜。

小さな幸せ34
実家のバラ

コメント

  1. あんぱん より:

    ブログを読んだ限りでは、次男君は発達障害の薬をのむほど酷い様子でもないような・・・
    普通に大学生で一人暮らしまでできてるし、お母様は知らされるまで気付かないほどの軽度じゃないかな。
    発達障害は病気ではないし、健常者との境目がハッキリしているわけでもなく、加齢と共に落ち着いてくるそうです。
    なのに、なぜこの程度で薬が出されるのかが謎。

    • 森の民 より:

      あんぱんさん

      発達障害は、わかりやすい子ももちろん多いですが、分かりにくい場合もあるんですよ。
      大人の発達障害というのがクローズアップされたりしていますよね。
      昔は薬なんてなかったけれど、今は発達障害も薬によりずいぶん落ち着くようです。
      「この程度」とおっしゃいますが、本人は随分悩んでいたんですよ。それに気が付かなかった私が良くなかったなと思います。
      あんぱんさんは、お医者さまですか?
      私は医師ではないので、薬の必要性の有無を判断することはできません。

  2. なお より:

    こんにちは、なおです。
    次男さんがいっている心配の暴力は共感できる気がします。あまり心配しすぎると相手はストレスが貯まる場合があると思います。
    うちの母は放任主義で一切病人扱いしませんでした。むしろ実家から早く出て行けとヒステリーを起こすぐらいでした。
    私はそれが今のフルタイムで健常者と頭を使う仕事(IT系、私の場合はインフラ)をスムーズにこなせるようになったのとかなと思います。
    なので余り心配しすぎないでそっと見守る感じが病人として扱わないことが人格を尊重することにも繋がるんだと思います。

    • 森の民 より:

      なおさん、

      なおさんのお母さまは、病人扱いせずに接してくれたんですね。
      統失は家族の対応が大事だと思いますが、ある程度良くなってきたら病人扱いされるのは嫌ですよね。
      そっと見守る!大切ですね。