「かあさん、カラオケ行こう!」昨夜大地はそう言ってアパートへ戻って行った。
カラオケに行きたくなったらしい。「明日大学終わったら実家帰るから」と。
元気が出てきた?それとも衝動性の症状?以前からカラオケは好きだけど、今回の再発の最中に行って以来のカラオケ発言。(再発のさなかに薬を飲ませるためにカラオケで釣ってこっそり飲ませたことあったな~)
さて翌日、昼に大学から帰ってくると、シャワー浴びて、腹減った〜とご飯を食べて一服して、、、何も言わない。
あ、、、カラオケの事忘れてる?やっぱり昨日の夜の「カラオケ行こう」は症状だったか?
まぁ、忘れてるならその方がいい。カラオケとかいつもと違うことするのって、例え好きな事だったとしても、まだ症状が強い時は脳への刺激となって症状が悪化することもあるから。
そう考えて放っておくがしばらくして、、、
「あ!カラオケ行こう!月ちゃんカラオケ行く?」とまったりしている長女に声をかけはじめた。(思い出したか〜)
「ん、行かない」長女の月子はマイペース、インドア派。
「海、お前行かない?」
三男の海は行動派、「オレ今から出かけるんだよね」
「じゃ、母さんと行くか」大地は私と二人で行くのをつまらないと思う様子もない。
父さん単身赴任先に帰っちゃったばかりで、さらにカラオケって、ちょっと変化ありすぎかなぁ。でもこの所大地の様子を見てないしカラオケ行けば少なくともその間の様子はわかるしな。
若干不安はあるものの、二人で出かけることにした。
カラオケ行く途中の車で、「あんたこの所うつになってない?」
「あー、なる。うつになる時は『ヤバいヤバい』って思う。だからカラオケ中にもなったら終了」
ほぉー、うつになる時わかるんだ~。この前さ、逆にハイテンションだったじゃん、めっちゃしゃべってて。ああいう事はあるの?
「高一とか二年の頃さ、学校ではハイテンションだったなと思う。中学の頃も部活の時はあんな感じだった。だからさ、中学の時は家で話さなかったしうつっぽかったじゃん。」
(まあ、中学や高校の頃に家であんまり話さないのは普通に反抗期かなと思っていたんだけどね。)
へえー、じゃ昔は躁鬱っぽい感じだったんだね。そういうの、うまくコントロールできるようになるといいね。自分で体調の善し悪しを考えて上手く付き合っていかないとね。
コントロールするのが難しい病気だと分かってはいるけれど、少しずつ理解して向き合っていかないとなと思う。
結局カラオケは二人で3時間弱ほど歌い、自宅に帰ってきた。案の定、帰りの車の中で、大地は過去に起きた事を話し出して私を責めるような言動があったから、毅然とした態度と声の張りで、「それは○○だったからそうしたけど、そのために△△な良いこともあったよ」のように短く分かりやすくを心がけて伝えたら、「え!そうなの!?」と理解できてそれ以上過去の話はしなくなった。
やっぱり、カラオケは楽しい事ではあるけれど、興奮スイッチ入るな~(ドーパミンが出ちゃう)とわかる。
誰でも楽しいことや嬉しいことがあったらテンション上がるしドーパミン&セロトニン出まくって幸せな気持ちになる。で、不安や孤独など、辛いこと嫌なことがあると、セロトニン出ないから落ち込んだりする。
その神経伝達物質のコントロールがうまくいかないから、テンション上がる時は幸福度があがるだけではなくて他の部分も興奮しちゃうし、落ち込む時はズドーンと鬱になるほどの落ち込みっぷりになる。
そこからうまく立て直す方法を自分なりに見つけないとな~。
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