やーーーっと、1週間経ちました。
マーキングされた薬を飲んでいない大地は、案の定、統合失調症じゃなかったから病院行かないと言いました。
なので、あらかじめ考えてた作戦その1″約束は守ろう!”
「病気であろうとなかろうと、先生と1週間後に来る約束してるんだから守らなきゃだめでしょ」
に対して、
「そんなこと言ってお前はオレと一緒に出かけたいだけだろ!」
そんなことないよ!
「じゃなんで一緒に行くんだよ!お母さんが1人でいけよ!」
作戦その2″怖くない!”
わかったよ!一緒に行って、注射と入院はさせません!って言おうと思ったんだけどね。じゃ、お母さんが1人で行くけど、その代わりに薬は絶対に飲みなさいよ!!
大地が注射と入院を嫌がってることは分かっているからそう言ってみた。
すると、少し考えてて、「やっぱりオレが一人で行く。先生にちゃんと声は守護霊だったって話す。で統合失調症じゃなかったら薬は飲まなくていいんだから!」
実は作戦3として、”自分に自信を持て”というのを考えていて、それが、思った事を堂々と医師に説明しなさい!って事だったんだけど、こちらが言う前に、大地が自分で言いました😅
というわけで、なんだかんだあったけど、無事病院へ。
診察で、息子は頑張つて守護霊の話しました。
医師は、こちらも何百人の統合失調症患者みてるから、話せば一発で統合失調症かどうかなんてわかる!今の君は、学生がみたって分かるくらいだよ。
と言いました。
息子の口論負けです。
さらに、今日は薬飲んでたかどうか知るために採血するから、、、
と言うので(医師には飲んでいないことは電話で話してありますが)
息子に、ちゃんと薬飲んでたかどうか言わないと、今日採血になっちゃうよ!!と教えると、
「すいません、飲んでいませんでした」と。
すると医師はそれまで穏やかに息子の話を聞いてたのに少し険しい表情になり、厳しい口調で、「ちゃんと飲むって約束しただろ!飲んでないんじゃ話にならない。飲まなかったら注射だって約束だったよな。こんなくだらない病気のために入院なんてさせたくないんだよ!」
大地は先週、妄想中だったから医師との約束なんて覚えていないのかと思ってたんだけど、ハッとしたようで「すいませんでした」
「じゃ1週間後また来て。次採血するから。飲んでるかどうかなんて一発で分かっちゃうから。」
今日の息子はリスパ2mg×朝夜で内服して丸3日だから、まだ時々幻聴幻視はあるものの、こちらの話もしっかり聞けている。
その息子は、診察後タバコを吸いに行き車の中でも静かだった。
なので「大地、よく頑張ったね〜!緊張してただろうに、よく頑張って先生に話せたね。勇気あるよ!中々あんな風には出来ないよ。すごいよ大地!」と伝えた。
そして、「先生もさ、怒ってたね。でもね、怒るってすごくエネルギーいるんだよ。相手の事を心から思っていないと、中々怒ったりできない。」
すると大地は「そうだね」って呟いた。
大地が、これで統失ではないと理解したとは全然思えない。でも今夜から自発的に薬を飲んでくれる事にちょっぴり期待したいなと思った。
コメント
お勧めの本。
「統合失調症の認知行動療法」(デイヴィッド・キングトン、ダグラス・ターキングトン著、日本評論社から)
この本が妄想と科学的な考え方の境界線のようなことについて解説してます。
息子さんがこの本を読んで理解できるなら、
守護霊や幻聴、妄想について客観的に理解できると思います。
ある統失おじさんさん、
日本評論社の出版なんですね。
統合失調症のひろば他、かなり真面目な本を出されていますよね。
難しそうですが見かけたら読んでみますね
息子さんの話を精神科医は妄想と断定しただけみたいだけど、
ITの発展で妄想と現実の境目が分からなくなってるって言う話をブログに書きました。
読んでもらえると嬉しいです。
ある統失おじさんさん
ブログ読ませていただきました。
妄想がリアルだと、この世界と妄想の世界の両方楽しめて、1度の人生をふたつ同時に歩めたようなお得な気持ちになるかもしれないですね。
妄想・幻聴・幻視があっても認知機能がまったく低下しなくて、本人が楽しめるのなら、それもありかもしれないですね。
息子さん、多分、10年リスパを飲んでいると身体に不調を覚えますよ。
僕が今とてもしんどい。
なぜ?って考えたらリスパを1日3ml飲んでるからだと言う結論が出ました。
息子さんは確かに統失で治療が必要だけど、
リスパだと体力を奪って日中も活動できなくなりますよ。
と言っても10年くらいのスパンで見た場合ですが。
統失の治療はリスパよりも精神療法が可能なら絶対にそっちが良い。
10年以上薬を飲み続けてしんどい毎日を送っててそう思います。
ある統失おじさんさん
リスパを飲んでらっしゃるんですね。
精神療法だけでは再発の可能性が跳ね上がるので、一生薬は飲んでもらうつもりですが、その種類や量は医師や息子と考えていきたいなと思います。
糖質制限やサプリなどの栄養療法など、薬+αで考えるべきものもありますね。
それらは今の急性期が過ぎてからまた焦らず慌てず取り入れていきたいと思います。
コメントありがとうございました。