スポンサーリンク

統合失調症と向き合う兄弟たち6

結局のところ、長女も次男も三男も。

大地に対して、かなり普通に接していたかなと思う。

私は一時期、まさに腫れ物に触るような対応だった。けれどそれに対してほかの子たちは、お兄ちゃんは病気になったかもしれないけど、だからってなんでも許されるわけじゃない。という感じ。

この対応は正解なのだと思う。

病気だから甘やかすとか、なんでも許すとか、それはいけない。

脳の病気だから、症状から来ているものもあったけれど、兄弟たちは見事に、強い陽性症状のある時は、あまり関わらないようにして、陰性症状のある時は適度に関わってくれていた。

脳の休息すべき時に休ませ、リハビリが必要と思う時に、リハビリ的な関わり方をしてくれたのだ。無意識に。

そして、症状かどうかわからない事でも、それがマナーや社会の中で人に迷惑をかけそうな事に対しては、ダメだとハッキリと言っていた。

そう。たとえ症状でも、人に迷惑をかけそうな事は、ダメなのだ。

けれど、それ以外はとてもとても寛大だった。大地が寝て過ごし、何時に起きようともOKで、

他の子たちには、ごはんだからちゃんとその時間に食べなさいとか、学校行く時は時間にゆとりを持っていきなさいとか、言いながらも大地は時間ギリギリなのに私が何も言っていなくても、「お兄ちゃんだけズルい」とはならなかったし、お兄ちゃん寝てるからと騒がないでいてくれたように思う。

コメント