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統失の例え話

統失発症した時、主治医は言った。

「マラソンランナーが骨折したらどうする?骨折したままフルマラソンに出たら、選手生命に関わるでしょ。」

それを聞いた時に思った。

しっかり治すためには安静が必要。そして少しづつリハビリして、そしたらまた走れるようになる。

さらに、今は思う。元のように早くは走れないかもしれない。けれど、もし順位などよりも、走る事そのものが好きなら、また走れるようになる事はとても大事なこと。

通勤の行き帰り、車を運転しながら思った。昔、エンストした車をよく見かけたなぁ。そうか、統失もエンストした車と同じかもしれない。しっかり冷却させてから走らないと、中途半端な状態で走らせたら、エンジンが壊れるかも。

今は、一度エンストした車は、元と同じような無理な走りはさせられない。またエンストしないよう、気をつけて乗らないといけない、とも思う。それでも愛車は大切にしたい。エンストしないように、車の癖を覚えて乗れば、ちゃんと走れる。

薬のためか、陰性症状か、今となってはわからないけれど、くったりとして寝ながら高校に通ってた時には、トライアスロンにも例えてみた。

トライアスロンを終えたばかりの人に、学校だよ!起きて学校行きなさい!!とは言わない。休めば?とか、疲れてるなら送ろうか?とか、学校で寝てたって、まぁいいかな、トライアスロン頑張ったし…。とか思うだろう。

だから、毎朝大地を起こすときには、身体がトライアスロンの後のように、鉛のような錘を付けているような状態なのだと思うようにした。実際、大地の動きはノロノロと錘を付けているかのようだったし。

脳を休めるためには、何も考えずに休む事は大切だったのだろうと思う。

数年単位で見ていかないといけないこの病気。家族は焦ってはいけない。

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