父が亡くなり、火葬場で。
大地は具合が悪くなったから外に出てくる、と。
少しして戻ってきた大地。
「なんかさ、じいちゃんの幻聴が聞こえた」
え?なんて言ってたの?
「外で座ってたらさ、じいちゃんが、『だいじょうぶか?行くぞ~』って聞こえた」
告別式の夜、実家でみんなでご飯を食べていると大地が、
「おれさ、幻視とか見えてたじゃん、だからか、なんかじいちゃんの幻視も見える」
え?どこに?
「そこに。なんかじいちゃん笑ってる」と、私の後方の上の方を指す。
大地さ、前に見えた幻視はどんなの?
「○○で××で・‥‥はっきり見えててグロかった」
今は?はっきり見えてるの?
「いや、ぼんやりしてる。」
それって、普通に幻視じゃなくて見えてるんじゃない?(笑)
他にも、認知症で寝たきりの母とのやりとりで、
明日は日曜日だからお寝坊しようか~と話しかけたら、「明日日曜日!?行かなきゃ!!」
どこへ行くの?「結婚式!!」
え?誰の結婚式行くの?「私の!」
母は、日付や曜日は全く覚えていなくて、今日が何日かなんてもちろんわからないのに、
その翌日の日曜日は、父と母の結婚記念日だった。
お父さんが母に、「明日は結婚記念日だからね」とでも話しかけたのかな??
不思議なことってあるもんだな~
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