発達障害の研修に行ってきました。
心に残ったのは、
“He is ADHD”と”He has ADHD”
ADHDというのは、発達障害のひとつで、注意欠陥多動性症候郡と言われているものの略なんです。
このADHDの部分は、他の疾患でももちろんOK
「彼は、障害者です」ではなくて、「彼は障害を持っています」だという話でした。
当たり前のことですが、この「彼」を語る時に、私たちはついつい障害や症状に目を向けてしまいますね。けれど、彼は彼であり、その1部にたまたまなんらかの症状があるだけ。
これは、身体障害でもLGBTでもなんでも言えること。
その「個」を見ることが大切です。
年齢とか性別とか足があるかないかとか、関係なしに人間性を見ないといけないですね。
ところで、この発達障害の研修を受ける中で、数ある病気の中の統合失調症について考えてみました。
He is 統合失調症、ではなく、単に彼は統合失調症という病気を持っているだけで、そもそもの彼は彼なのですが、
他の疾患と違うのは、病気の部分が一部ではなくて、体のすべてが統合失調症という症状に飲み込まれて、彼が彼で無くなってしまう。。。そんな可能性があること。
私の息子は発症した時も再発の時も、本来の息子としての部分がとても少なくなっていると感じました。
あのさ中に、息子の本来の部分を見つけるのはキツかったな〜。
けれど、ある程度薬で落ち着いてからは、妄想・幻聴があるものの、本来の息子が大部分です。なのに私は、薬飲んだ?とかちゃんと寝た?とか、病人扱い。
これじゃ、嫌になるよな~。
もっと、息子の本来の力を信じなくちゃと思いました。
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