雨の日の楽しみ

今日さぁ、送ってってくれない？

朝から雨が降っている時、以前は私から「どうするの？大学チャリで行けないよ。カッパ着てく？車で送ってく？」と声をかけたりしていた。

すると「ん、送ってって」となっていた。私の職場への出勤途中、少し遠回りすると大地の大学に寄っていけるのだ。

そんな時は「○時には出るからね」と言うと、大地はそれに合わせてタバコ吸ったりシャワー浴びたりして出かける準備をしていた。

ところが今朝は、大地が自分から雨が降っていることに気がついて、「かあさん、送ってって。何時に出るの？」と。

時間を伝えると大地はいそいそと出かける準備を始めた。

さらに今日の大地の授業は午後2:30には終わっているし、私の仕事は5:30までなんだけど、「帰りも終わったら迎えに来て」と言う。

なので、「待てなかったら先に帰ってもいいよ(徒歩40-50分) どっちにするかLINE入れといてね」と一応伝える。

大地は、「うん、ありがとね」と言って降りていった。

そして夕方。仕事が終わり待ち合わせの大学近くのコンビニへ行くと、大地はタバコを吸いながら待っていた。

こうして、朝と夕方大地を車に乗せて行き来するのは、身体的には疲れるけれど、気持ち的には嬉しい。雨に感謝だな～。

再発前はサークル活動など楽しんでいたけれど、今は大学を往復するだけでサークル活動には参加していないみたいだし、友だちと話している様子も聞かない。

初発の時の、高校三年生の時の送迎を思い出す。

けれどいつか、だからいつか、また良くなって、大学もサークルも楽しめるようになるといいなぁ。それまでは、雨の日はこうやって送り迎えできることを楽しもう。