私の母は、認知症
田舎で80歳の父が老老介護している。
認知症とは言っても、私の事もわかるし、その瞬間の事はわかる。けれど、数分前の事は忘れてしまう。
認知症である上に、透析もしているから、大好きなお茶も制限あり、食事制限もある。
けれど母は、忘れてしまうから、どんどん飲んじゃうし、食べてしまう。
父は、母に長生きをして欲しいと思っているようで、あれは食べるな、これは飲むな!と言う。しかも、私がそのように言ってたよというと、説得力があると思っているのか、最近は毎日のように電話が来る。
母はいつも怒っている。
なんで、〇〇食べちゃいけないの!?
私は、丁寧に透析してるからねと説明していたけれど、数分前の事を忘れてしまうから、1度の電話で同じ話を数回する上に、最後は、具合が悪くなってもいいから食べたい!と母は叫ぶ。
妄想なのか幻聴なのか、寝ている父の首を締めようとした事もあるらしいし、昨日は父が、オレは刺されるとか、言い出すし。
統合失調症だったら、薬や対応の仕方で良くなるけれど、認知症+透析は、キツイ。
良くなるかもしれないという未来もない。
私は父に、母の好きにさせてあげようと伝えた。好きなものを食べさせて、飲ませて、いつもニコニコしていた方が良いと話した。
父も、そうだなと、その時は納得するものの、食べさせるとからだが浮腫んで痒がり、夜中に何度も起こされるとか、透析室の職員に迷惑をかけるとか、このままじゃ、からだが破裂する(誰から聞いたのだろう、そのガセネタ)などと言い、制限しようとする。
なので、また母は怒る。
昨日はついに、父が私にこう言った。
「覚悟が足りないんだ!お前の」
???なんの覚悟?
私は仕事をしながら、月に2回、高速で2時間半の実家へ帰っている。
帰ると掃除や食事を作り、父を1人にするために母をドライブに連れ出したりしている。妹も、月に1度は帰っている。
父にその事を話したら、ぜんぜん足りないと言われた。数年前、うちの近くに来ないかと言った時は、俺の人生をめちゃくちゃにする気かと、がんとして田舎を離れることを嫌がった父。
私は、仕事を辞めて子ども達を残して介護のために田舎に帰らないといけないんだろうか。。。
父の限界に、どう対応すれば良いのか。
ショートステイを見学に行ったけど、絶対にいかないと怒り出す母。
私の取るべき道はなんだろう。
考えて考えて考えてみようと思う。
そしたら、大地の時みたいに、何かがふっと浮かぶかもしれない。
コメント
こんばんは
いつもブログ読ませて頂いています。
ありがとうございます。
私も子どもの闘病と介護が必要な父親80歳が実家に居ます。老々介護で母も介護疲れが出ているので心配で週末は実家に行きます。
強かった両親が歳を取り弱くなっているのも子としては辛いですし、娘には凄くわがままで頑固になり大変です。自分の体も疲れやすいし私は最近参ってました。森の民さんのブログを読んで私だけじゃないな、参ってる場合じゃないか私も出来ること考えてみようと思えました。感謝です❤️
犬大好きさん
ブログ読んでいただきありがとうございます。
母は認知症+透析中
父は転倒して右肩腱断裂で動かせず痛みも消えず
長女は社会不安障害のような症状が時々でながら会社勤め
長男は統合失調症
次男は過眠症+過敏性腸症候群
三男は、おそらくパーソナリティ障害かなと思われる言動があります(今一番心配)
飼い犬は免疫疾患でステロイドを内服しないといけなくて。
夫は単身赴任中(これは良かったかも、笑)
というわけで、
大変さを数えると、そうそう周りにいませんが、
ここまで色々あると、なんだか、なるようになるかな~と、やや投げやりにもなります。
LINE家族会の方に、介護の辛さを聞いてもらいました。みなさんからのアドバイスもさることながら、書くことで、どうすれば良いのか整理がつくこともあります。
息子の統合失調症の場合は、今現在、心地よく過ごしながらも、遠い未来も考えなければならない。その上での行動や言葉がけを考えないといけない。
認知症の場合は、今現在、両親が心地よく過ごす事だけ考えていけば良いのかなと、思い始めました。
そのために、自分がどうするのか。。。
またまた考えなければぁー(笑)
犬大好きさんも看護と介護、頑張っているんですね。励みになります。
私たちも、からだを壊さない程度に頑張りましょうね。
こんばんは。はじめまして。
統合失調症の当事者でつぼみといいます。
ブログの更新をいつも楽しみにしています。
私は二児の母でフルタイムで仕事をさせてもらっています。
何で仕事が続いているのかというと、育児を両親に丸投げしているからです。
両親には、葛藤もたくさんありますが、多大な恩もあります。
森の民さんの直面している介護の問題は他人事ではない気持ちで読ませていただいていました。
私は個人的には、ご両親が嫌がっていても介護の制度をできる限り使ってもらって、森の民さんのペースを崩さないで生活された方が良いのではないかと思います。失礼な言い方だったらすいません。それでも森の民さんのお仕事を犠牲にしてまで介護をするのは皆不幸になりはしないかと心配してしまいます。
最終的には状況次第かも知れませんが。
何もしていないのにわかったような書き方をしてしまいすいません。
影ながら応援しています。
つぼみさん、
当事者の方で、ご両親に子育て丸投げなどと言いながらも、感謝して仕事もされているんですね。
がんばっていますね。
そういった当事者の方のがんばりは希望になります。
私の事を気遣って下さりありがとうございます。
長い目で見たら、仕事を辞めてまで介護に専念するというのは、かえって両親を恨みそうです。
私には私の生活があり、子どもたちを1番に考えながらも少しづつ、自分の事も大切にしようと思っていたので、両親の今の状態には、かなり参ってます。
つぼみさんの仰るように、社会的な資源をもっともっと利用して、父の負担を軽くする事。そして私もできる限り、自分の事も大切にしながら、両親が心地良くなる過ごし方を探して、後悔しないような介護のスタイルを見つけたいなと思います。
コメントありがとうございました。