スポンサーリンク

父と母の事

4.認知症と透析
DSC_1845

81の母は、認知症で透析もしていて要介護5です。

透析が開始されるまでの母は何度か大病を患い、5回の手術と入院を経て、それでも元気を取り戻していつも細々と動き、料理が上手くて孫を可愛がってくれて、ありがたい存在でした。そして10年前にはジムに行ったり友だちと旅行に行ったり、活動的に日々を過ごしていました。

それが、腎臓の数値が悪いからと、医師にハードな運動を制限されてジムに行くのを止めて少しずつ認知症状が出始めた気がします。

認知症も精神疾患で脳の病気ですが、「不安」腎臓の数値が悪くてこのままだと透析だと言われた事や、「孤独」ジムを止めて家に籠るようになった事などが、母の認知症を発症させてしまった気がします。

適度な運動は認知機能の低下には良いので、ジムをやめたことは腎臓には良くても脳には良くなかったのだなとも思います。

結局母は認知症の物忘れの為に、腎臓食を食べなかったり水分の制限も出来ずに透析になりました。

透析を開始してからは、ぼんやりする時間も増えて益々認知症は悪化してしまいました。透析を始めてから6年経ちますが、その間に転倒して骨折し歩けなくもなりました。適度な運動は骨粗鬆症の予防にもなると言いますが、ほんの2-3年で母はすっかり弱ってしまいました。

父も、老老介護に限界を感じ、母が骨折して入院手術したのを機会にそのまま施設へ入所させることになりました。もちろん元気だった頃の母は、「認知症になったら施設に入れて!」と言ってたのに、「認知症じゃないのに、なんで施設に行くの?行きたくない!」と言い、その度に父は辛かったようです。

父は1年間毎日施設に通い続けました。ですが、そんなある日。。。

(つづく)

コメント