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うちの子、統失なんだよ。と言える時代にするために

5.統失息子の母のつぶやき
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昔、私が幼い頃はタバコを吸う大人が非常に多かった。大人になったらタバコを吸う!というのが当たり前の時代だった。

けれど私が小学校高学年の頃「禁煙教育」が始まり、あれから数十年経った今では、若い人はほとんどタバコを吸わなくなった。

昔、「男は男らしく、女は女らしく」と言われていたが、男女平等が浸透してきた上に、今の学校では「LGBT」について理解を深める教育もされていて、私の子どもたちはそういった人に対して壁が無いようだ。芸能界で活躍している人たちをみても、今と昔とでは明らかに違う扱い。

だとすれば、統合失調症はじめ様々な精神疾患に対して学べる教育を幼い頃からしていたら、偏見はなくなる。絶対に!

高校の保健体育の教科書で、精神疾患の事をサラリと取り扱うようになるらしい。

遅い!

タバコの教育と同じように、小学校高学年からで良い。

そして、『孤立』『孤独』『不安』が、精神疾患の発症に大きく影響することも伝えるのだ。小学生頃から始まる深刻な『いじめ』が、病気を引き起こすほどの罪であることを学ばなければならない。

精神疾患は、心が弱いからなるのではないことを、学ばなけれならない。

そして、一日の何時間も一緒に過ごすクラスメイトが、いつも違う様子だった時に、「大丈夫?」と声をかけ、先生や親に「○○ちゃんの様子が、学校で習った症状と似てる気がする」と伝えるだけで、

早期発見となるかもしれないし、場合によっては発症する前に気付けるかもしれない。

さらには、その教育を受けた子どもたちが大人になった時に、「オレ、統失なんだよ」と話す息子に対して、「マジか!そりゃ大変だったな。疲れやすいんだろ!?なんか困ったことあったら言えよ。あと、薬はちゃんと飲んどけよ」なんて、言ってくれるかもしれない。

少し先の未来は、うちの子、統失なんだよ。と言える時代になるに違いない。

そう信じて、頑張ります。

コメント

  1. ピアス より:

    こんばんは。私と妻は、当事者です。子は、健常者です。3人家族です。我が家は、精神疾患に対する啓発活動として、本名で顔を出して、新聞に掲載されたり、テレビ放送に出演しています。10年位前から活動をしています。微力では、ありますが根拠のない偏見や誤解がなくなってくれれば良いと思います。

    • 森の民 より:

      ピアスさん、

      10年も前から活動されているんですね。
      素晴らしいですね。
      頑張ってください。

      私はまだ微力ですが、職場や友人には話すようにしています。
      病気の説明と、この病気は「症状」と「偏見」の2つと闘わなければならない事なども話すようにしています。
      ピアスさんに続きたいとおもいます。