大地が子どもの頃、私は厳しい母親だった。
子どもたち4人は言うことを聞かないことが多々あり、私は思い通りにしようとして、ずいぶん酷い事をしてきた。
まぁ、子育て経験をした方々なら、四人もいたらそりゃーね、と思われるかもしれないけど。今の私ならもっともっと子どもの気持ちを考えた育児ができたろうに。
あの頃はとにかく毎日あっという間だった。
そして、その私の大地への関わり方は、統合失調症を発病した要因のひとつになっていると思っている。
だから発病した時は、すべてがそのせいだと思って自分を責めた。
あれから色々学んで、そうではないと書かれた本やサイトもあるけれど、いくつもある要因が複雑に絡み合った中の、私の関わり方がもしも良ければ。あの時のあの言葉を言わなければ。あの時あの行動をしなければ。大地は発病しなかったのではないかと。
それはずっと思っている。
それでも、前を向いて行くしかない。
過去を振り返って自分を責めて、大地が良くなるならいくらでもやるけど、そんなで良くなった人の話を聞いたことがない。
自分を責める、過去を悔やむエネルギーを、大地が回復する可能性のあることの方に向けた方がいい。
時間もエネルギーも限られてるからね。
コメント
いつもお世話になってます 笑
統合失調症に限らず病気になった人はそのタイミングでその問いにぶち当たるのだと思います。
私は、自分に対して、
自分で心がけたら変わっていたかもしれないことと、どうにもならなかったことを分けて考えるようにしたら心が軽くなりました。
自分で心がけたら変わっていたかもしれないことは、これからに活かすことが出来ると思っています。
今は病気を受容し、過去の経験をこれからに活かす方向で考えられています。
そんなことを、読ませて頂き、考えました。
ころたんさま
コメントありがとうございます。
統合失調症を発病した方々の中には、親子関係があまり良くない方も多く(もちろんとても良好な方もいます)。
責任を手放して幸せになろうとすることに嫌悪感を抱く当事者の方もいるように思います。
結局のところ、誰かの何かのせいにしている限り、自分の人生が自分のものにならないですよね。
私は「自分のせい」にしているけれど、もしかしたらそれも、自分の人生を自分のものにできない原因かもしれないと思ったり。。。
過去を振り返り、反省することばかりの子育てだったけれど、「あの時、あの瞬間、それが良いと信じて一生懸命だった」ということだけは言えるかも。
過去の経験を生かす・・・大事ですね