運命っていう、ドラマチックな事ってあるだろうか…。
息子が統合失調症になったのは、運命だった?
いやいや、私がもっとちゃんといいお母さんをやっていれば、子どもの心に寄り添っていたら、ならずにすんだのだろうと、その気持ちは変わらない。
統合失調症は原因はひとつではなく、もともとの脳の脆弱性+さまざまな環境因子が関係していると言われている。
でも、なっちゃったんだから仕方ない。
息子の人生も、私の人生も、この先「あー良かった!こんな風に幸せになれたのは、統合失調症になったおかげだね♪」と、心から思えるような人生にしたいのだ。
最初のころ、息子が統合失調症になった事で、私の子育て期間のすべてが否定されたような気がしたけれど、そうではない。
子どもを、その時々で一生懸命育てたのだ。そして、息子が統合失調症になったけど、その後私は、かつてないほど頑張ったし、今も頑張っているし、その時々で、思いつく限りの最善の方法で対応しているんだ。
それは、間違っているかもしれないし、もっといい方法があるかもしれない。
後から、「あー、あの時こう言えば良かったんだ〜」とか、思うかもしれないけど、その時々、その瞬間には、どうすればいいか悩みながら、考え抜いた末に、ベストだと思ったことを実行してるんだ。
これが、初めから決まっていた運命だとか、思えない。思いたくない。
でも、小さな日々の、頑張ってるとか泣いたとかではなく、すごく大きな大きな流れの中で、もしかしたら、こういう運命だったのかなと思うこともある。
むしろ、病気になる運命だったのだと思った方が、気待ちが楽になったりもする。
結局のところ、『運命』というものがあるのかどうかわからないけれど、運命なのだと思った方が良い場合もあるし、運命だと思わない方が、頑張れる事もある。
何が起きようとも、諦めず、前を向いていたい。
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