息子が再燃して、後悔もしたし反省もした。後から考えると「あの時こうしておけば」「あの時気付けたはず」「何がいけなかったのか」などなどね。
息子は身体がだるかったし眠かった。けれどそれを口にすることはなく、薬が増量し追加され、こちらから見てあきらかにくったりするようになっても、「変わりないです」と医師に答え続けていた。
あの、からだを重そうに学校に通っていた時の姿が思い出される。毎日寝て過ごした日々、あれは陰性症状ではなくて薬のせいで起きれなくなっていたのではないか。脳を休ませる必要があったし、そのためには薬の力は必要だったけれど、多すぎたのではないかという疑念が沸いた。
あの頃は、息子が薬の副作用に対して鈍感ならば我慢出来るならば、薬がからだに馴染むのを待とうと思い何も言わずにいたけれど、今回の再燃で息子が言った「薬飲むとだるいんだよ!!」という言葉が頭に残ってしまった。
今回薬をリセットすることになったのだから、少しでもだるくないように眠くないように過ごさせてあげたい。
その思いから、私は薬について少し過敏になっていたように思う。
毎回の診察で「○○の薬はこんな様子になった」「✕✕のような症状が気になる」「○○は効いてる気がするけど夕方から妄想がすごくなる」などなど。客観的に分析して伝えているつもりではあったけれど、その根底には一刻も早く妄想を無くして病気であることに気づかせたいという思いがあった。
先日の診察で医師の言葉を聞いて、初発の時には今ほど焦っていなかったのを思いだした。あの頃は、一生良くならないことも覚悟したし、何年も何年もかけて寛解できたら良いな〜と思っていた。そして4年かけてとてもとてもゆっくりとのんびりとふと気付いたら良くなっていったではないか。
焦らない 期待しない でも希望は持つ
私はこの所、焦っていたなと思う。
基本に戻り、ゆっくりとゆったりと見守っていけるよう自分に言い聞かせないとなー。
コメント
こんにちは、なおです。
統合失調症の患者としていっている感想はいわれるとおり焦っていたら駄目です。ゆっくり薬の力を少しかりながら(できれば抗精神病薬は1剤が望ましい)、自然治癒力で治すというのが基本だと私の経験から思います。
息子さんのことを心配されることはわかるのですが、見守ってあげるのが大切です。ちなみにだるそうにみえるというのはやっぱり薬のせいだと思います。私もインヴェガという薬を服薬したときは無気力になって起き上がれなくなってしまいました。
前にもいったのですが、多剤だとその薬の本来の作用が邪魔されることがあります。だから私はジプレキサをやめてレキサルティ1剤で抗精神病薬はいっています。
なおさん
レキサルティは良い薬のようですね。うちの息子に合うかどうかはまだ分かりませんが、今のところ活動的になりすぎてる気がしています。
ですが、様子を見ますね。