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どうすればよかったか

2.統合失調症との日々

「どうすればよかったか」を見てきた。

映画を見るのは2度目。忘れっぽい私は案外忘れていて2度目を見ることでまたまた深く考える機会をもらえた。

そして終了後に、この作品の監督や統合失調症当事者、精神科医のトークショーがあり、作品の背景となったことや監督さんの言葉など、さらにやり取りを聞いて考えさせられた。

あの時代・・・1980年頃、私が精神科実習に行ったのは1990年頃だけど、それより前。
精神科病院は監獄より酷い環境だったところがあったと思う。

畳の座敷牢。複数名が畳の部屋で寝かされて、鍵のかかった病棟から出られることはほぼ無い。
精神科病棟では、スタッフによる虐待があるという話もあったのだとか。
そういえば、昔まだ私が学生の頃、知り合いの子が精神科病院へ入院になり、あまりに病院のひどさにこのままでは自分はもっと酷くなると逃げようとしたらしい。そしたら、暴行を受けて引きずられて戻されたのだとか。。。その知り合いの方は、お子さんをむりやり退院させて家へ連れ戻したらしい。そりゃーそうだ!私だってそんな状態なら連れて帰る。

そんな時代に、娘を精神科病棟へ入院させないといけない状態だと、、、医師である親は知っていたんだろうな。

時代・・・

「どうすればよかったか」一言では語りつくせない時代背景がある。

そして私も、大地が発症した時は、「もしかしたら大地は一生病院から出られなくなるんじゃないか!?」という恐怖があった。それまで「知らなくて良い」と思って過ごしてきたから。
そして、「絶対に良い医者につなぐ!!」と思って、まだ今ほどネットが充実していない時に必死で調べた。

結果として、閉鎖病棟だけど、全室個室(個室料は自動的にかかるけど)の病院へ入院できた。そして2度目の入院の時は、絶対に虐待などない!!と言い切れる病院へ入院した。

大地はその性格のおかげか、どちらの病院でも他の入院患者の方と仲良くなり、話したり相撲をしたりして過ごしたらしい。

もしも、今のような病院の環境が整っていたら、「どうすればよかったか」のご両親も違う選択をしたかもしれない。そしてあの時代だったら、私も入院の選択はしなかったかもしれない。(したかもしれないけどわからない)

今の日本の精神科医療は、世界から類をみないくらい遅れている。
それをまずは知ることからかもしれないなと思った。

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