変化

レキサルティが増え2-3日後から、大地は睡眠が不安定になり夜はあまり眠れなくなった。一瞬表情が良くなり、活動的になったかのように見えたが、妄想の時間も増えて行った。2mgになってからは、夜は5時間くらいしか寝なくなった。そして妄想している時間は増えて、朝からずっと独り言･空笑が見られるようになった。

レキサルティ2mg開始から2週間後、レキサルティは減量、1mgとなった。

レキサルティの半減期は52-66時間となっているから、上手く行けば3-4日ほどで様子が変わってくるかもしれない。

2日後、変化は見られない。風呂場からは独り言が響くし、必死で笑いをこらえてる様子も見られた。どうしよう、、、レキサルティが原因ではなくて単に症状悪化しただけだったのか？息子の症状がどんどん悪くなる様子を見ているのは辛いけど、「耐えろ〜！見守れ～。焦るな〜」と自分に言い聞かせた。

そして3日後、久しぶりに息子が朝起きていなかった。この所私が5:30に起きると既に朝ごはんを食べ終わり外で一服していたから、寝息を立てて寝ている息子を見るのは久しぶりだしホッとする。

中々起きないため、しばらくしてからそう〜っと「大学休む？寝ててもいいんだよ」と声をかけると目を閉じたまま「行く」と。

それから大地はいつも通りに学校へ行った。帰宅後は、相変わらず妄想したりタバコ吸ったりしていたけれど、ゲームを少しするようになった。

この所ゲームも、画面を見てはいても妄想中で誰かと話しながらだったから、普通にゲームできている息子を見てまたまた少しホッとした。

今回のレキサルティの追加は、大地が妄想を妄想であるとは気づけなかったためだった。病識を持たないと薬を続行して飲むことが難しくなる。けれど、どうやらレキサルティはリスペリドンの作用を阻害してしまったらしい。

これからレキサルティの作用が抜けてもしも元にもどったとしても、守護霊妄想が病気であるとは気がつけないかもしれない。けれど、一日中妄想して守護霊と会話して笑ってるよりずっといい。

とりあえず追加されたリスペリドンを飲んで直ぐには気がつけなくても、前回のように半年後とか1年後にでも、妄想だったと気がつけたらいいなぁ。おっと、焦らない、期待はしない、けれどあきらめないし希望は持つんだつた～。