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生きてるだけで

昔はね、

一生懸命とか、努力するとか、根性で乗り切るとか、気力で頑張るとか、そういう事って大事だと思ってた。

今はもちろん、それはそれで良い事なんだろうなと思うけど、

別に、努力出来なくても根性なくても気力でどうこうしなくても、いいんじゃないかなって思う。

例えば以前1度だけ行ったことのある(家族会かと間違えて行った😅)精神疾患を持つ当事者の会があって、そこでは、病気で家にいることを認めてくれなくて、家が居づらくて、

平日は親が仕事でいないからそんなにうるさくないけど、土日は親がうるさいからと、その当事者の会に来ている人達がいた。

家でゴロゴロしてるのを、親が嫌がるらしい。

私の102歳で亡くなった祖母が、「働かざるもの食うべからず」ということわざを言ってたことがあるけど、そういう気持ちなんだなと思う。(とはいえ祖母は、病気なんだから仕方ないさ。とも言っていた。)

さてでは、統合失調症で家にいる子は、なんの生産性もないと思う?社会貢献していない?

答えはNO

病気のある無しに関わらず、食べたり服を着たりで、みんな消費をする。消費をするから、食品会社も服飾のお店も必要だし、そこに勤める人も必要になる。

そうやって、社会はグルグル回っている。

なんと!統合失調症は一生薬を飲まないといけないかもしれないでしょ。つまり、製薬会社に貢献してる!

もしも病気の人がいなくなっなら、まず医者が食いあぶれる。医者は、うちの息子のような病人がいて、始めてその職業が成り立つんだから。医療業界にも貢献してる。

デイケアの職員も精神保健福祉士も、障害者の就労支援センターとかの職員も、精神疾患の人がいなかったら、その職業は必要ない。

その職業につき、給料をもらい、税金を収める。それはひとえに障害者がいるから。

ほ~らね♪障害者も必要。社会貢献してる♪。.:*・゜

もっと言うとね、生きてると人は、酸素を吸って二酸化炭素を出す。

植物は、光合成の時は、二酸化炭素が必要。

ほらね、生きてるだけで、自然界にも貢献している事になる。

病気で働けなくたって、努力しなくても根性出さなくても、気力なくても、そのまま、ありのまま、生きてるだけで、色んな事に貢献してるから大丈夫!!

いつかもう少しだけ、「自分は社会貢献してるんだ〜」って実感がある方が、良いような気がしたら、働ける範囲で働き始めてみたら良いんじゃないかな~って思う。

もちろん、何かに貢献しなければならない決まりもないから、やりたい事が出てきたら、ぼちぼちやれば良いかなと思う。

コメント

  1. ピアス より:

    こんにちは。そうですね。生きているだけで、丸儲けです。当事者の方々で、親と同居している方々には、親に理解して貰えず、難儀をされている方々がおられます。中には、肉体的、精神的、経済的、性的な虐待を受けている方々もおられます。残念で悲しいことです。私は、敬老会の歳ですから両親共に他界しております。ですが、幸いにも妻と子供に恵まれ、地域社会で生活させて頂いております。こんな事例も有ります。

    • 森の民 より:

      ピアスさん、

      いつもコメントありがとうございます。
      当事者の方も、色々な環境の違いがありますね。
      無理解な社会ではありますが、せめて家族くらいは、病気を学び理解し当事者を受け入れられると良いなと思います。
      ピアスさんは、理解のあるご家族に恵まれて良かったです。