路線バスを待っていると、身体障がい者かなと思われる30代くらいの方が杖をつきながらいらっしゃった。足がお悪い様子だったけど、どことなくメンタルの病気もあるかもなという雰囲気。
バス停のベンチに座ると、先にバスを待っていた3人ほどに向かって「すいません、〇〇行きのバスに乗りますか?私は先頭の左側の椅子しか座れないので譲って頂けませんか」と。
もちろんいいですよ!と答える。
その方のリュックにはヘルプマークのカードがぶら下がっていた。
あ!大地がもらってきたのと同じやつ♡
やってきたバスの前列左側の席には、既に座られてる方がいたのだけれど、丁寧に、私たちに話したのと同じようにその席を譲ってもらえないかと頼んでいた。
幸い他の席は空いてたのでスムーズに移動が終わり、障がい者の方はご自身の希望する席に座ることができた。
なぜ最前列の左側しか座れなかったのかな?よく見るとそのシートの窓ガラスにヘルプマークが書かれていた。
今まで気が付かなかったけど、ヘルプマークの優先席があったんだ♡
彼がその席にしか座れないと言ったのは、このマークしか座ってはいけない所なのだと勘違いしていたのか、足の怪我でそこしか座れないのか、バスの中でも前が開けて見えていたり、降り口が近くに無いと不安になってしまうのか、よく分からないのだけれど。
彼が降り際、バスの中の乗客に向かって頭をぺこりと下げた時に、「がんばってる!」「がんばれ!」と、心の中で呟きながら私もいつもより気持ち長く頭を下げた。
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