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再発したけど何にもしなくていい?

発症したときは17歳で一緒に住んでいたから、毎日顔を見てどんな感じかわかったし、薬も確実に飲ませることができた。
でも一人暮らしだとそれができない。

次男とは電話で話した。
「かあさん、たぶん大丈夫だよ。考えてみな。一人暮らししてるところにそんなにしょっちゅう母さんが来たら、そりゃ嫌だろ。先生が様子を見ましょうって言ったのは、様子を見るってことなんだよ。」
うんうん、そうだなあ、その通りだと思う。
「それとさ、お兄ちゃんと俺はさ、自分の命を守るってことと約束を守るってことを躾けられてるから、おにいちゃんがおじいちゃんちに行くって約束したなら、その約束は守ると思う。その躾に関してだけは父さんに感謝だね」
そうか、そうなのか。どんな躾かイマイチわからないけど、とにかく長男と次男はそう考えて育っているらしい。
「あとさ、母さん、お兄ちゃんのこと考えそうになったら、深呼吸しな。」

自宅では三男が、「かあさん、お兄ちゃんがどんな風に動いてもいいように考えよう。」
もう、お母さん、考えるの疲れちゃったからさ、今日は寝たいんだけど。
「ダメ、そんなことしてお兄ちゃんに何かあってもいいの?もっといろんな状況でも大丈夫なように考えよう」
でも、もうかあさん、うつになりそうだよ。
「鬱にならない方法なら俺はすっごく勉強したから知ってる」
そう言って、三男は鬱にならないために、朝起きて30分以内に散歩に行くとか、一日4分何も考えない時間を作るだとか、それが無理なら4分間だけ呼吸のことを考えてみるとか、いくつか鬱予防の方法をトクトクと私に話し続けた。ちょっとうざい(笑)

長女は、仕事や用があってあまり長男に関わっていないのをいいことに、長男の好きな音楽の情報をlineでしてみて様子をみるねといっている。

何もしないというのも不安だけれど、何もしなくて良いのか??って思ったりもするけれど、
息子が薬をちゃんと飲むために、
次男は「俺は鬱だったけど、薬飲んで良かった。薬飲む前は鬱ってよくわからなかったけど、薬飲んでこんなに頭がすっきりするのかってわかった。いや~薬いいよ~」と話してくれている。
医師から「『くすりちゃんと飲んでるか?』と聞かれて『はい!ちゃんと飲んでます!!』って言ったからね」とも話した。
三男は、「異世界よりもこっちの世界の方が、すごくすごくいいんだ!辛くて大変で嫌なこともたくさんあるのかもしれないけれど、そういうのがある方が、人生はいいんだ!」と伝えている。
祖父母のところへ行く約束もさせた。

私は息子を信じて普通に仕事に行った。

つづく

コメント

  1. つぼみ より:

    すいません、先ほどコメントしたものです。うっかり返信不要と書き忘れてしまいました。忙しい最中にお時間をとらせてしまいすいません。