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陽性症状以外に気づいたこと

2.統合失調症との日々
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さて、母はというと、入院はめっちゃ嫌がっていましたが、入院させました。肩の入院で手術ができないから基本的には自宅で看護ということになるようですが、父が介護疲れでノイローゼ状態でした。そこで透析をしている病院に入院したのです。
ケアマネさんや病院の担当看護師らと話をし、退院は自宅ではなく施設へということで話がまとまりました。

介護疲れの父もOKしました。
母は、家に帰りたいなあ~と言いましたが、仕方ありません。
私も再発で予断を許さない息子のことで神経ギリギリです。
私が仕事を辞めて息子と一緒に実家に戻れば、息子も田舎ののんびりとした空気の中でゆっくりできるかなとか、母も施設に行かせずに私が介護できるかなとか、そしたら父も自分のやりたいことができるのだろうなとか、色々と考えましたが、
症状のまだある息子はそんなことまったく考えていません。
それよりも早くアパートに帰りたいようでした。
この衝動的な落ち着きのなさが息子の陽性症状のひとつなんですが、本人はわかってないからな。。。
他にも、やはり認知機能が落ちているのを感じました。
ぎっくり腰の父はコルセットつけてそろそろとなら歩けるから自分でご飯は作れると言っていたのですが、息子がおじいちゃんにカレー作るねと言うじゃないですか。マジ?作れるの?とか思いましたが、トマト缶使ったトマトカレーを作り出しました。
けれどその様子が、ひとつひとつのことしかできない。
肉を炒めている間に玉ねぎを切るとか、煮込んでる間に他の物を用意するとか、そういったことができなくなっていました。
うんうん。そうだよね。幻聴・妄想に注意がいきがちだけど、この病気の一番大変なところはそういうところなんだよね。
とはいえ、息子は「かあさん、野菜だけ切って」と言うものの、混ぜたり炒めたり味を整えたりはして、無事にカレーはできました。
もちろん祖父が喜んだのは言うまでもありません。
こうして日曜日は家に帰ってきましたが、息子はやっぱり一人暮らしのアパートへ。
アパートで考え事をしたいってことでした。

さて、この2日弱一緒に過ごした中で、もちろんいろんな症状に気が付くことができました。
それについてはまた明日。

つづく

小さな幸せ
③気付いたらさくらんぼの木、満開だった🌸

コメント

  1. なお より:

    こんばんは、なおです。
    統合失調症の本質は幻覚・妄想ではなく認知機能障害なのです。

    私は10年の歳月で陽性症状、陰性症状が寛解まで回復したのですが、
    認知機能の低下がかなりでてITの仕事をしているのですが、
    相手が早口で話すと混乱して、記憶力も判断力も情報処理能力も
    いろいろな落ちました。契約も2ヶ月で切られたのも4回目です。

    主治医いわくジブレキサの抗コリン作用の影響もあるということで
    徐々に減らして今度5mgまで減らしていずれはレキサルティ一本で
    薬は行こうと思いました。
    ただし、認知機能障害は社会的能力が著しく低下するので、社会生活
    を営むにはかなり苦戦します。リスパダールも気をつけたほうがいいと
    思います。効き目はシャープですが少量で自己治癒力で回復すると
    いうのが統合失調症を克服するポイントだと思います。個人差はありますが。

    まだ大学生?らしいのですが、入院はあまりオススメしません。幻聴、被害妄想が
    出ているという程度は入院しないで自宅療養のほうがいいと思います。なぜなら、
    入院したら認知機能の低下するからです。本当に他人を傷付ける、自分を傷つける、
    ものを壊すなどまでいったら即入院でしょう。これはどの統合失調症の本にも書いて
    あります。

    • 森の民 より:

      なおさん、

      ご自身の認知機能について教えていただきありがとうございます。

      集中力や記憶力が低下するなど言われていますが、息子は発症してから大勢での行動が苦手になっていると感じていました。
      再発して、さらにその辺が悪化していると感じます。
      今はまだ陽性症状も落ち着いていないので、こちらはゆったりと落ち着いた温かい雰囲気で、丁寧に伝えていきたいと思います。
      入院についての当事者の方からのアドバイス参考になります。
      医師により考え方は色々かと思いますが、長い目で見て今どうすべきかを考えたいと思います。
      コメントありがとうございます。